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吉本思想はその固有性において聳え立つ思想の文体化の世界である。
しかし、吉本思想はその個的な文体化をこえて、思想の理論化の多彩な可能性をもっている。これはわたしなりの、思想の理論化である。ときには、吉本思想を脱線してすすんでいくが、吉本思想に触発されてのことだ。
吉本思想の指示性にたいしてこちらの自己表出が対峙したときには巻き込まれ、ときには脱出し、新たな理論世界を開いていく。思想を世界線で開くという理論作業とご理解いただきたい。質問があったなら、およせいただければ、可能な限り対応していきたい。「心的現象論」を編み刊行にたずさわったものとして、最小限の任務をはたせればとおもう。
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