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 トップページ >> 書籍紹介 >>高倉健・藤純子の任侠映画と日本情念



2015年12月20日発売 
384頁 
定価:本体3,800円+税 



 高倉健、藤純子、そして鶴田浩二による東映任侠映画の映像言語表現は、井原西鶴の義理、近松浄瑠璃や長谷川伸の人情をこえる、憤怒と情愛の日本〈情念〉表出による文化遺産である。折口信夫による侠客・じんぎの心意伝承論、ドゥールズ、ラカン、フーコーの哲学視座から、義理・人情の擬制概念を超えて、日本で、はじめて任侠映画の文化精髄を本格的に論じる映画文化論。健さんは、何を叩き斬ったのか?!
 書籍内容
はじめに
I部 待ってました! 健さん!
1章 昭和残侠伝の暗く煌めく世界
2章 任侠映画の始まり:人生劇場と日本侠客伝と博徒
3章 ごろつきと渡世の心意文化史:折口信夫と長谷川伸
4章 日本侠客伝とマキノ雅弘の世界
5章 網走番外地:道徳・倫理と侠客:「善/悪」の類型から派生するもの
6章 闇に燦めく刃ドスと唐獅子牡丹:健さんは、何を叩き斬ったのか!

II部 緋牡丹博徒と藤純子の女侠客
7章 姓は矢野、名は龍子、通り名を「緋牡丹のお竜」と発します!
8章 恋女房と芸者と女渡世人:情愛の情念

III部 任侠映画の終焉地平
9章 任侠映画の終息
10章 その後の高倉健            
終章 「社会」を撃つ西部劇、「産業化」を斬る任侠映画
 著者プロフィール
山本 哲士(やまもと てつじ)
1948 年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科、博士課程修了。教育学博士。政治社会学、ホスピタリティ環境設計学。
信州大学教授、東京芸術大学客員教授をへて、現在、文化科学高等研究院ジェネラル・ディレクター、助六大学学長。
企業環境、ファッション環境、ツーリズム環境、環境倫理・環境哲学など、社会環境、文化環境から〈場所・地球〉の経済/政治を近代学問体系を超えて総合的に設計・構築する超領域的研究。
1975 年、イバン・イリイチが主宰したメキシコのCIDOC へ遊学。1986 年より『季刊iichiko 』編集・研究ディレクター。1988 年「文化科学高等研究院EHESC 」を設立、2001 年「スイス・ジュネーブ国際学術財団F ・EHESC 」として登記、ジェネラル・ディレクターをつとめ、現在にいたる。2005 年「国際ホスピタリティ研究センター」を設立。著書・編著は50 書以上、編集雑誌は100 冊以上に及ぶ。
『文化資本論』(新曜社)、『新版・ホスピタリティ原論』『哲学の政治 政治の哲学』(文化科学高等研究院出版局)。
『ピエール・ブルデューの世界』『吉本隆明の思想』(三交社)『ミシェル・フーコーの思考体系』『イバン・イリイチ』(EHESC 出版局)で思想家4 部作を完成。
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