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2020年11月11日発売 
640頁 
定価:本体2,200円+税 

直販価格2,420円(送料込) 



予約受付中

山本理論・思想の初源・根源における情緒・感覚の世界。
思索の極みの果てにとどかないたいせつなものがある。
それはまた初源の、月あかりにうかぶ情緒の場所に照応する。
生きる感覚・情緒のおもしろき、日常の愉しみ、しずかなやすらい、
<なせぬ>ものからうまれるしなやかなたしかさ。
「ぼく」が<自分>(自から分る)になる
近代思考から脱する<好み>の情緒資本の響き。
_初めての、軽みのエッセイ!!

 書籍内容
序奏 8
月あかりの音の響き 17
音のしらべのひさしき明かり
コルトレーンの至高の音:「至高の愛」と「マイ・フェバリット・シングス」
 my favorite thingsノート
 メシアンの翔ぶ音:シュールな愛の交響曲の響き
 メシアンのピアノ曲とオルガン曲、そして交響曲
 メシアンの技法的な音楽哲学:「ハーモニーは色、音楽は色化された時間」
 メシアンの鳥たち
 メシアンの日本
 さらなるソロとオーケストラとの次元へ
 愛の音
 情熱的なジャズロックのフルート:闘いのなかでのジェレミー・スタイグ
 サンタナ:ラテンロックの祈り:異界がふるさと
 ビセンテ・アミーゴの〈音の詩〉
 UAKTIとピンク・フロイド、そして武満徹:人為的音の自然と音のシニフィアン
 音の情緒と自然の響きの享楽:無意識の彼岸にあるもの
 メルセデス・ソーサとビオレタ・パラ:こころに響く「生への感謝」の歌声
 【歌う音/声の音 】
 ストラビンスキー(1882-1971):春の相反する音のliberation
 モーツァルト:プラハを奏でる音
 前進し続ける情熱:ショスタコーヴィチを二〇一九年3.11をはさんで聴いた日記から
 交響曲第5番のいろんな指揮者たち
 ショスタコーヴィチの全交響曲
 チャイコフスキーとゲルギエフ、そしてテミルカーノフとムラヴィンスキー
 日本の音は四拍子で五音階:述語シニフィアンの音
 ドゥダメルの踊るラテン・クラシック

目をこえていく絵の静寂 151
 音なしの絵をこころにうつす
 ジベルニーのモネ庭園のあまりの美しさ
 カンディンスキー展に目眩む
 ルオーのベロニカに恋する:そしてキルストの瞳
 美術展/美術館とメキシコの壁画のこと
 日本画の〈もの〉:非分離の述語的表出のわざ
 月岡芳年の日本
 日本の漫画は偉大:「学」を超絶する情緒表出

忘我のひとときの映像のあかり 197
 忘我の朧夜の愉しみ
 デ・パルマのヒッチコック・タッチ
 コスタ・ガブラスの政治的サスペンス映像
 サム・ペキンパーのスローモーション・バイオレンス
 スティーブ・マックイーンのかっこよさ:クールな美学
 サスペンスはあきないが・・・
 ファム・ファタールとギルダ=リタ・ハサウェイ
 自分をもつ美しきヒロインのエロスと知性
 あらためてサスペンスのファム・ファタールのエロティシズムと殺人\
モニカ・ベルッチを範型にして
 ファムケ・ヤンセンとモニカ・ベルッチ
 荒野の七人と西部劇:痛快とは個性の発揮
 高倉健・藤純子の任侠映画に涙するわけ
 007は真の娯楽映画
 ル・カレのスパイ映画
 テレビドラマの果てしなきおもしろさへの転移 24からキリング・イヴ
 「ニュー・シネマ・パラダイス」と「ミツバチのささやき」:記憶のぬくもり
 トルナトーレと少年。そしてモリコーネ音楽。
 エリセの少女と家族
 舞踏と映画 Fosseに魅了されて
 シネマ雑感
 情緒の場所
 【ぼくが選んだ映画200】
 【ぼくが好きな監督・俳優】

文学の暗いみちしるべ 337
 文学にあまりにあそべなかった
 芥川龍之介の自死への想像願望
 ドストエフスキー「悪霊」の誘惑に対する拒絶:スタヴローギンの首吊り
 原民喜の原爆小景:夏の花の幻
 メキシコでの大江健三郎さんと山口昌男さん
 ガルシア=マルケス『百年の孤独』の場所
 辻邦生文学と津島佑子文学の透明さ
 藤井貞和さんと文法的詩学
 ランボーと清水昶の詩魂、そして「白鯨」同人
 ぼくには書けない心あたたかい詩と日常の残酷さ:清岡卓行と黒田三郎と吉野弘
 古事記は、日本心性の原基
 文学の情緒資本の場所
 【コラム】情緒資本と知的資本

スポーツと神々と、日々のくらし。そして海外にくらし、世界を旅する。399
 プロフェッショナルな身体精密の偉大さとわざ
 スポーツマン金太郎と三原監督、そして大洋ホエールズ・ファンに
 横浜ベイスターズの優勝に、滝のごときうれし涙
 日本サッカーのプロ化:木之本興三の意志とワーク
 F1を優勝させ世界と対決した男、桜井淑敏さん
 ラグビー・ワールドカップの多国籍軍に感動
 〈プロ〉であることの意味
 プロの身体行動は〈非分離〉の創出である

日本の場所の神々なるものに:国つ神の場所
 大神神社で猿田彦にあう:アマテラスを追い出した国つ神=大物主の力
 高千穂の夜神楽:村人たちが守り続ける国つ神と神楽
 神田明神はぼくの守り神

日常で、のんびりと生きている情感
 莨で死んでもかまわない
 医者にはいかない理由
 骨折経験はおもしろかった
 温泉効果を感じる日々
 白地を描く墨書
 枝垂れ桜の華麗なるあはれと、離れ離れの山桜
 着物のこころを染め編む非分離の技術:誉田屋源兵衛さんと笹島寿美先生からまなぶ
 わが愛しきピレネー犬
 場所のおいしいものに暮らす
  豆腐と納豆、そして場所の味
  おいしい大人のラーメンはここ
  寿司の真髄はどこにあるのか:扇寿司と葵寿司
  横浜「だるま」の串焼き:おやじさんとよっちゃん
  南足柄の梨と根府川の蜜柑:場所の果物の至高のおいしさ
 山・川に遊ぶ少年期:高崎少林山と餓鬼のころの梨・桃泥棒
 本のこと、書庫、そして出版

海外でくらしまた世界を旅すると気分は爽快かつ危険
 メキシコのバナキュラーな世界
 ジュネーブで暮らす:パブリックな成熟の街
 パリでの気楽な過ごし方
 プラハの崇高さと本来の都市、そしてルクソー遺跡

学問と思想のあかり、そして研究生産  大学は終わっている。 533
 学問の場所、思想の場所における情緒:理論生産への挑戦と研究生産の開拓へ
 マルクスへの情緒関与と実践規準
 西欧世界からでなく第三世界/ラテンアメリカから〈世界〉を観る
 帰国後、文化生産へ
〈批判〉考察は「否定」ではない、可能条件を探しあてること
 吉本隆明の思想資本は世界一:すべてはここから初まる
 イバン・イリイチと歩いたクエルナバカの丘
 フーコーとブルデューとラカンをなぜ読むか:実践(プラクシス)ではない実際行為(プラチック)
 ほんものの学者は、気さくな偉大さ:白川静さんと坪井洋文さん
 知的な偉大な企業リーダー:福原義春さんと小林陽太郎さん、そして飛島章さん
 大学は役目を終えている:大卒知性でもはや未来は開けない、新たな高等研究・高等教育の開設を
 大学知性と大卒知性の特徴
  労働の疎外が、自分利益なる大卒知性の効果
 東大世界四〇位、京大六〇位、そんな日本アカデミズム低次元でぼくは思考していない

【hospitalityと場所と資本】
 思想家にならない、「研究」生産を学術マネジメントすること
  ・代表的な日本文化論の言説世界構図
  ・世界水準での基礎理論の主要なもの
  ・ぼくの知的生産ワークのプロセス
 聖諦の月明かりで真笛の奏へ・・・
 自己技術のオートノミー:あとがきにかえて 636
 著者プロフィール
山本 哲士
1948年生まれ。信州大学教授、東京芸術大学客員教授をへて、文化科学高等研究院ジェネラル・ディレクター。教育学博士。政治社会学、ホスピタリティ環境学など専門分割領域にとらわれない超領域的専門研究の研究生産と文化生産を切り開いてきた。大学を超える研究生産機関として文化科学高等研究院を1990年に設立、海外の研究者たちと交通し、国際セミナー/会議をなす。さらにその超領域的学問の実際活用をなす文化生産ビジネス機関としてJapan Hospitality Academy を設立(2005年創設、2013年に改組)、そして2016年に、web intelligence university の動画配信知的システムを設立。2017年、文化資本学会を創設し、新たな日本高等学術会議の創設にたずさわっている。
著書、編集・監修、雑誌の書籍生産物は、200点を超える。
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