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2019年3月15日発売 
380頁 
定価:本体2,700円+税 




日本語文法が主語のある英文法の引き写しによって根源的な誤りを犯している。
印欧語の構文構造と日本語のそれとを対比させ、日本語の本質から世界の言語理論へ寄与する通道を開く、カナダ在住の著者の渾身の、日本で話題となっている金谷文法・言語論の明晰な本格論述。
そして、助動詞の受け身・使役の連続する関係の本質を解き明かす。などなど。
これを読まずして日本語は語れない!
 書籍内容
I 日本語の述語制
 1章 日本語の述語制:日仏語対照研究
 2章 日本語を世界に広め、世界平和に貢献する:
   モントリオールからのメッセージ
 3章 述語制言語の日本語文法を主語制言語の英文法で記述する愚行
 4章 述語制の日本語が示す非分離の思想

II 印欧語は述語制から主語制にどう変化したのか
1章 提題文に見る述語制と芭蕉の改革
2章 「神の言語」となった現代英語:文学作品(小説)に例を見ながら
3章 主語制言語と述語制言語を繋ぐ連続線:

  それぞれの典型として英語と日本語
4章 主語制言語と述語制言語日本語の違いを視点論から考察する
5章 受け身、自動詞、他動詞、使役を結ぶ連続線
6章 述語制の視点が解明できる印欧語中動相の機能
7章 「日本文化のかくれた形(かた)」を可視化する

III 日本語の文化
1章 日本語が始まった:三上章の思想と文法
2章 日本語で<アイ・ラブ・ユー>をどう言うか
3章 インタビュー 金谷日本語論のエッセンス

【document】
La nouvelle grammaire du japonais selon Mikami Akira
三上章の新日本語文法

あとがき
 著者プロフィール
金谷武洋(かなや たけひろ)
1951 年北海道生まれ。函館ラ・サール高校から東京大学教養学部卒業。ラヴァル大学で修士号( 言語学)、モントリオール
大学で博士号( 言語学) 取得。専門は類型論、日本語教育。カナダ放送協会国際局などを経て、2012 年までモントリオール
大学東アジア研究所日本語科科長を務める。

著書
『日本語に主語はいらない―百年の誤謬を正す』(講談社選書メチエ、2002 年)、『日本語文法の謎を解く―「ある」日本語と「す
る」英語』(ちくま新書、2003 年)、『英語にも主語はなかった―日本語文法から言語千年史へ』(講談社選書メチエ、2004 年)、
『主語を抹殺した男/評伝三上章』(講談社、2006 年)、『日本語は亡びない』(ちくま新書、2010 年)、『日本語は敬語があっ
て主語がない―「地上の視点」の日本文化論』(光文社新書、2010 年)
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